甘党

「ウメコって、お菓子とかほんっと好きだよなー」
「そうね。私も甘いものは好きだけど、ウメコには敵わないわ」
「こないだなんか、ドーナツ食べながらココア飲んで、そのあとシュークリーム食べてたもんなぁ」
「それは甘党の前に大食漢とも申しますな」
バンとジャスミンの会話を聞いていたセンが、書類から目を上げずに口を挟む。
「俺、ウメコと同じくらい甘党な人知ってるよ」
「え、だれだれ?」
「もしかして…」
3人が一斉に、ボスと話している人物を見る。その視線に気付いた彼が振り返った。
「なんだ?」
「なんでもないよ、ホージー」
センは笑顔でひらひらと手を振る。そして笑顔のまま、バンとジャスミンにだけ聞こえるくらいの声で呟いた。
「前に間違ってホージーのコーヒー飲んじゃったことがあるんだけど、その日一日、胸焼けが治んなかったからねぇ」
「へえぇー、超意外っ」
バンが目を丸くしてジャスミンと顔を見合わせる。
「驚き桃の木山椒の木、ね」
「ほら、脳を酷使する人は甘いもの必要なんじゃない?」
センの指摘に、ジャスミンがうんうん、とうなずく。
「彼、最近ますます苦労してるものね…」
「なに?なんでこっち見るんだよジャスミン」
「ホージーが糖尿病になったらバンのせいだよ?」
「だからなんで?!」


ホージーが甘党だったら可愛いな、という妄想。林君は甘党らしいですが。


☆ ブラウザバックでお戻り下さい ☆

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送