コレクター 「はー…」 デスクの前に座ったセンは、浮かない顔をして溜息をつく。 「あれ?センちゃんどうしたんだ?」 「今はそっとしといてあげて、バン」 ウメコがバンに耳打ちする。 「え、なんかあったの?」 ウメコとジャスミンが顔を見合わせて肩をすくめた。 センはジャスミンの方を向くと、顔の前でパン!と手を合わせる。 「お願いジャスミン!透視で…」 「ダメなりよ、センちゃん」 「…だよねぇ」 「だいたい、私が能力使っちゃったら悔しくない?」 「そうなんだけどさ〜。あと一個で、全部そろうんだよね…」 惜しそうに言いながら、デスクの上に並べた小さな人形を指でつつく。 「ああ、愛しのシークレット…」 「は?しーくれっと??」 バンが首を傾げ、ウメコとジャスミンはやれやれ、という顔で仕事に戻るのだった。
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||