地球署のジョーカー ウメコとジャスミンは地球署の男性陣に手作りチョコを渡していた。 「これはバン。イチゴ味よ」 「お、ありがとう!」 「はい、これはテツね。ホワイトチョコに金粉をあしらってみました!」 「ありがとうございます!嬉しいなぁ」 「これはホージーよ。焙じ茶は微妙だから、紅茶味のチョコね」 「サンキュウ。感謝する」 「俺のは?ウメコ」 「センさんは抹茶味だよ」 「いや〜毎年悪いねぇ」 「お返し、期待してるぞな」 「今年は高級入浴剤セットが欲しいんだけどな〜」 盛り上がるみんなの後ろで、ゴホン、と咳払いが聞こえた。 「あ、ボスのは特別なんですよ!」 「…そうか」 「へぇ〜いいなぁボス」 「いつもは忙しくて無理だけど、今年はスワンさんが自分で作るって言ってましたから」 「なにっ!?」 ジャスミンの言葉に、ボスが勢いよく振り返る。 「スワンに料理させたのか…」 「はい?いけませんでしたか?」 ボスは深刻な表情で深いため息をつく。 「スワンの料理は、はっきり言って壊滅的だ…。スワンが本部にいた頃、スワンの料理を食べた科捜研が一時機能停止になりかけたこともある。あれは悪夢だったな…」 ボスのただならぬ様子に、全員が凍り付いた。
「…えっと、それ、冗談ですよね…?」 ボスは椅子を蹴倒さんばかりの勢いで立ち上がり、ぎらりと目を光らせる。
「今すぐやめさせるんだ!バン、ジャスミンはスワンを探せ!センとウメコは食堂の台所を洗浄!ホージーとテツは味見させられた被害者がいないかすぐ確認だ!」 |
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